私たちの仕事が地域社会の発展に貢献し、
よりよい未来へ繋がると信じて。
神戸新聞厚生事業団は青少年に対する奨学金の給付、障害者、高齢者、児童・母子福祉団体及び難病患者団体、
並びに事故・災害被害者に対する支援を行うとともに、
スポーツ・野外活動、文化・芸術の振興を図ることにより、地域社会の健全な発展に寄与いたします。
- 障害者福祉団体等に対する
助成事業 - 障害者福祉団体、児童・母子福祉団体及び難病患者団体などを支援し、潤があり健全生活を営むことを目的に支援活動を行っています。
高校生及び大学生に対する奨学金の給付
明日を担う若い力に、みなさんの温かい善意を。
青少年に対する奨学金の給付、障害者、高齢者、児童・母子福祉団体及び難病患者団体、並びに事故・災害被害者に対する支援を行うとともに、スポーツ、文化・芸術活動の振興を図ることにより、地域社会の健全な発展に寄与することを目的として事業展開をしています。
奨学金支給
くすのき奨学金とひまわり奨学金があります。
くすのき奨学金は、自然災害などで経済的理由によって就学困難になった高校生を対象にしています。ひまわり奨学金は、神戸市内の私立高校に在学する生徒に支給する奨学金です。
くすのき奨学金
1995年の阪神・淡路大震災で保護者を亡くし、経済的理由により就学困難な高校生への就学支援として「くすのき基金」を事業展開してきました。
近年、頻繁に起きる自然災害への対応として、2015年度からは、奨学事業の基となった突発的な自然災害発生を受けて、経済的理由によって就学困難になった高校生を対象に「くすのき奨学金」を継続事業として取りんでいます。これまで培ってきたノウハウを生かし、準義務教育と位置づけられる高校生を対象としています。大学生への新奨学金事業運用は、今後の自然災害発生状況や継続事業の動向を勘案して支給対象の拡大を目指します。
事業の内容
自然災害(大地震、豪雨水害、台風)などの大災害によって家庭環境が著しく変わり、経済的困窮な状況となった近畿2府4県に所在する高等学校への就学及び就学継続が困難となった生徒を対象に以下の要領で奨学金を支給し就学支援を行います。
口座開設
- 郵便貯金に「くすのき奨学金」専用の口座を開局する
- 寄付金受付専用窓口として、郵便振替口座を開局する
受給資格
- 学校教育法第6章の高等学校(全日制)の生徒を対象とする
- 学校長の推薦・承認を得た生徒で、学校を通しての申請とする(個人での申請は認めず、学校長の推薦状が必要)
- 近畿2府4県の高等学校に通う生徒(当団認定の入学確定者を含む)
- 当団が判定する災害支援条件を満たす生徒
- くすのき奨学金選考委員会(くすのき基金選考委員会が継続)で承認された生徒
受給条件
- 月額1万円の支給
- 年間10人を対象の上限とする
- 支給基本期間は3年間(高等専門学校の場合は5年)の支給とする
- 留年期間も支給対象期間とする
- 返済は不要
- 毎年申請とし、継続の場合もその都度書類提出とする
- 校則違反により停学・退学処分を受けた生徒の支給は打ち切る
卒業生に図書券の贈呈
事業年度に卒業する生徒に、次年度からの就学、就労に伴う学用品購入のための準備品として1万円分の図書券を贈る(本や文具品購入限定)
多くの方のご支援を頂いたくすのき基金の精神を、東日本大震災で被災し避難を余儀なくされた近畿県内に住む生徒らへの就学支援へと発展させ、
くすのき基金同様の基準で奨学金を支給しています。
今後も東日本大震災の復興への道筋が見えるまで、公益財団法人としての取り組みを続けていきます。
大学生への奨学金支給については、準義務教育として位置づけされる高等学校生を先行して実施。以後、災害の発生状況や基金の動向を勘案して
大学生への支給拡大を目指します。
(PDFの印刷は、A3ヨコ向き、2 - 3ページを指定、両面印刷、短辺を綴じる…を指定)
ひまわり援助金

ひまわり援助金は、神戸市職員組合が、バブル経済の破壊以降にリストラや大幅賃金カットによる地元高校生の救済策を検討、自らの飲食代節約などによって資金をねん出、援助金活動を始め福祉事業の窓口である神戸新聞厚生事業団への依頼があり援助が始まった。私立高校を対象とする理由は、公立高校に比べ授業料など経済負担が多く、健全な学業を進めるため授業料の軽減を図るための援助金としました。
2002年に神戸市職員労働組合から200万円の援助を受け、当団も出資し、神戸市内の私立高校に通い、保護者のリストラや交通事故死による経済的理由により就学困難な高校生の就学支援を目的に奨学金の支給をしています。当初は3年間の限定支援の予定でしたが、経済的に困窮する家庭が多く、また支援続行への要望が強くあり、現在も継続して支給を行っています。
2003年度からは、神戸市社会福祉協議会も参画、240万円の支援金を受けています。現在は、当団を含め三者共催の事業となっています。
奨学金の支給額は月額1万円で、返還義務はなく、連帯保証人は不必要。申請方法については、以下の申請用紙をプリントアウトし、必要事項を記入のうえ申請してください。個人での申請は受け付けできません。学校推薦が原則で、 各学校長からの申請とし、学校事務局を通しての対応となります。申請者は、前年度所得証明書の添付が必要。今後、授業料など私学高校生の負担の緩和があった場合は、制度の見直しを図ります。
くすのき奨学金、ひまわり奨学金の支給不可は、選考委員会によって決定いたします。
(PDFの印刷は、A3ヨコ向き、2 - 3ページを指定、両面印刷、短辺を綴じる…を指定)

障害者福祉団体等に対する助成事業
社会的弱者らの福祉向上への支援と助成、
障害者団体などに対する助成事業
障害者福祉団体、児童・母子福祉団体及び難病患者団体などを支援し、潤があり健全生活を営むことを目的に支援活動を行っています。
【事業の内容】
障害者福祉団体等に対する助成事業
助成対象者: | 障害者、高齢者、児童養護、母子福祉、難病者を対象としたリハビリ、心のケアなどを促進する各団体 |
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助成対象: | 運動会、学芸会、発表会、研究会など開催に伴う諸経費の補助 |
事故・災害救護に関する事業
自然災害・大事故発生による被災者への支援と助成
近年多発する大地震、豪雨災害で家屋、農耕地などに甚大は被害を受け、生活に支障をきたすなど状況被災者への救済支援をします。
【事業の内容】
次に掲げる事業に対して助成します
助成対象者: | 自然災害や交通事故による被災者 |
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助成対象: | 被災者団体や復興・復旧に向けての活動に要する費用補助 |

スポーツ、文化・芸術活動の振興事業
スポーツ・野外活動、文化・芸術の振興を図ることにより、
地域社会の健全な発展に寄与します。
【事業の内容】
スポーツ、文化・芸術の振興に対する事業
助成対象者: | スポーツ・野外活動での青少年の心のケア、文化・芸術 活動で地域の活性化を図る団体 |
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助成対象: | 各種スポーツ開催時の備品や賞状、文化・芸術に関する 発表会などに伴う会場費や事業促進費用などの補助 |
その他事業
歳末助け合いチャリティー美術展「著名芸術家と名士作品展」
チャリティー美術展は、1941年、戦後の混乱期に生活に疲弊した人たちへの義援活動「なべの会募金」を呼びかけ。美術、絵画、陶磁器など著名作家・名士からの作品提供を受け、入札によって義援資金をねん出。収益金は、助成を必要とする障害者や児童養護、母子施設、お年寄りなど福祉施設・団体に全額配分する活動です。
全国各地(唐津、伊万里、有田、萩、備前、丹波、京都・清水、瀬戸、越前、輪島、九谷など)の窯元・絵画アトリエに訪問し作品提供依頼をお願いし、賛同いただいた先生からの提供作品を展示、落札された作品の売上げが配分金となります。チャリティー美術展開催の年内中に各施設団体に豊かな越年となるようにお届けします。 同展への作品提供のエリアは広く、約1700人の先生方へ依頼を行い、約600人の先生から出展作品を提供していただいています。現在は約700件の提供があります。
チャリティー美術展への作品提供者は、人間国宝、文化勲章受章者、重要無形文化財保持者や千家や千家十職等のほか、社寺仏閣の住職らと日展などの評議員らをはじめとした人たちとなっています。作品は、絵画、陶芸、書、彫刻、版画など幅広く善意の寄付として頂いた作品展です。